デルタ3プラス 実機レビュー！大型家電テストから充電性能まで徹底検証

ポータブル電源選びで気になるのは、実際にどれだけの家電を動かせるか、そして重要なのは使い勝手ですよね。

本記事では、デルタ3プラスの性能に関する、具体的な検証結果をもとに解説します！

 結論として、EcoFlow DELTA 3 Plusは公式サイト様のデモ機を使った実機検証で、大型家電から日常家電まで幅広く対応できる、高性能なポータブル電源であることが確認できました。

本記事では、エコフロー公式サイトからご提供いただいた、DELTA 3 Plusのデモ機を使い、実際にエアコンや洗濯機、ドライヤーを動かしその性能を詳しく検証しました。

「これだけの大型家電が動くなんて！」という驚きの結果から、静音性や急速充電の実用性までを徹底解説します。

日常使いはもちろん、アウトドアや災害時の備えとして、デルタ3プラスがどれだけ頼れるか判断できます。

とても優秀で魅力のある製品ですので、ぜひ参考にしてみてください！

 こんな方におすすめ！

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デルタ3プラス｜製品概要

まずは、デルタプラスの基本スペックから簡単に解説していきます。

 デルタ3プラス｜基本スペック

DELTA 3 Plusは、大容量1024Whのバッテリーを搭載しています。このサイズは、一般的な家電の場合、長時間の使用が可能です。

定格は1500W・サージ3000Wに加え、X-Boost機能2000Wの高出力で、エアコンや洗濯機などの大型家電も安心して動かせます。

ACコンセント6口とUSBポート4口を備え、複数デバイスの同時利用にも対応します。寿命4000回の長寿命設計で、約11年で80%維持が可能です。

さらに、UPS機能により停電時も即座に電力を供給でき、静音性（30dB以下）や超急速充電（約56分でフル充電）と短時間で充電したい場合には重宝する機能です。

また、5kWhまでの容量拡張や500W x 2の2ポート搭載したソーラー入力対応など、日常やアウトドアでも頼れる万能モデルです。

外観とデザインの特徴

DELTA 3 Plusは、シルバーを基調とした洗練されたデザインが特徴です。

コンパクトなサイズ（約398×200×284mm）で、堅牢な構造と耐久性を兼ね備えています。

重量約12.5kgながら、持ち運びに便利なハンドル付き。また、天板がフラット仕様なので、ちょっとした物置きにも便利です。

操作パネルは直感的で見やすく、USBやACポートの配置も使いやすいです。

外箱のイメージ

今後、デルタ3プラスを購入検討している方向けに、どんな外箱でお手元に届くかのイメージを記載しておきます。

外箱*のサイズは幅490×縦350×奥行270mmです。50Lクラスの強化ダンボールでしっかりとした保護性能を備えており、配送中の衝撃から本体を守ってくれます。

*デモ機の外箱につき、実際の梱包とは異なる場合があります

旧モデル(デルタ2)からの主な変更点

デルタ3プラスには、バッテリー容量が同等の旧モデル「デルタ2」があります。

旧モデルから新型のデルタ3プラスは、どのくらいの性能に変更点があったのか検証してみましょう。

主な変更点は、以下の内容となります。

デザイン・カラーリング比較

	DELTA 3 Plus	DELTA 2
正面
側面
背面
斜め

デルタ2はグレー基調のカラーリングでしたが、デルタ3プラスはシルバー基調になりました。

また、外観はスタイリッシュなデザインに一掃し、あらゆる場面でマッチするデザインです。

バッテリー・充電性能

	DELTA 3 Plus	DELTA 2
製品画像
充電速度 （AC急速充電）	約56分 (フル充電)	約80分 (フル充電)
サイクル回数	4000回 (80%)	3000回 (80%)

バッテリー容量は1024Whと据置の仕様ですが、充電サイクル回数か3000回→4000回(80%)と1000回アップしました。

さらに、充電速度も改善され、旧デルタ2より約24分大幅短縮、約56分でフル充電が可能です。

また、静音性能は30dB以下ですが、実際の充電速度時のファン音はほぼ無音で、衝撃を受けるくらいの静かでした。

ACコンセントの配置

特に使いやすさがアップした変更点として、ACコンセントやUSBポートが「全て正面に配置」されました。

旧デルタ2のACコンセントは「背面に6ポート配置」されており、本体の向きを変えて使用する等の手間がありました。

一方、デルタ3プラスでは旧モデルの煩わしさが改善され、ACコンセントへのアクセスしやすさが格段にアップしています。

ソーラー入力

	DELTA 3 Plus	DELTA 2
製品画像
ソーラー入力(最大)	1000W (500W × 2)	500W

ソーラー入力は500W→1000Wと2倍にアップ、2ポートから入力ができ、最短約70分*でフル充電が可能です。屋外での充電メインの方には入力高いのはありがたい性能と言えます。

*ソーラー充電は天候によりフル充電時間は異なります。

また、どちらも背面のカバー内に入力ポートがありますが、デルタ3プラスはカバーが収納できるよう改善されています。誤ってカバーを破損する心配はないですね。

デルタ3プラス｜性能と機能

こちらでは、デルタ3プラスの魅力でもある、以下のメイン性能や機能を解説していきます。

バッテリー容量と拡張性

	DELTA 3 Plus
製品画像
バッテリー容量	1024Wh
拡張性能	最大5kWhまで

デルタ3プラスは、1024Whの大容量バッテリーを搭載し、最大5kWhまで拡張可能です。

実際に使用した内容は後述しますが、1024Whの容量があれば、約1日分の生活する電力を余裕で確保できます。また、電力が足りないと感じても、後から追加でバッテリー拡張できるので便利です。

充電速度と急速充電機能

	デルタ3プラス
製品画像
充電速度 （AC急速充電）	約56分 (フル充電)

デルタ3プラスは、AC充電でわずか約56分でフル充電可能な急速充電ができます。充電速度は、従来のデルタ2より約1,4倍充電スピードが向上してます。

また、専用アプリの使用で、入力100Wから1500Wまで充電速度を自在に調整可能です。時間がある際は、低めに設定にすることでバッテリーのダメージを軽減できます。

ソーラー入力性能

	デルタ3プラス
製品画像
ソーラー入力(最大)	1000W (500W × 2)

デルタ2のソーラー入力は500Wでしたが、デルタ3プラスは、1000Wまでの入力が可能となりました。

500Wの2ポート対応なので、400Wのソーラーを2枚使用可能で、従来のモデルより効率よく充電できます。天候にもよりますが、1000W Max入力で約70分でフル充電可能です。

UPS（無停電電源装置）の性能と実機レビュー

	デルタ3プラス
製品画像
UPS	10ms

デルタ3プラスのUPS機能は優秀で、10ms未満での切り替えが可能です。従来のデルタ2は20msでしたので約2倍向上してます。

実際にデルタ3プラスの電源を抜いてUPSテストしました。画像なのでイメージ湧かないと思いますが、画面のチラつき等は全くはありませんでした。

動作音と静音設計

	デルタ3プラス
製品画像
静音性能	30dB

デルタ3プラスは、600W以下の動作時に出るノイズは30dB以下の静音とされています。

実際に耳に当ててファン音を聞いてみましたが、1500Wの急速充電時でもほぼ無音です。なので、使用中にファンが回っても、気になる騒音の心配もなく快適に過ごせます。

デルタ3プラス｜実機テスト・レビュー

コチラでは、デルタ3プラスの実機を使用して、実際に生活家電が動作するのかテストしてみました。

まずは日常生活の流れとして、以下の順番に動作テストします。

家電は、一般的に使用する生活家電なので、どんな感じなのかわかります。ぜひ参考にしてみてください。

また、エアコンの動作テストは、個別に検証しています。

調理家電（炊飯器、IH調理器、電気ケトル）の消費電力テスト

まずはデルタ3プラスで以下の家電を使用して、朝食を一食分作ってみました。

このテストは、1回の調理でどのくらい電力を消費するのかおおよその目安になります。

炊飯器：ご飯を炊く

コチラの3号炊きの炊飯器で、ご飯を「早炊き」で炊きます。消費電力は340Wです。

	使用家電・テスト内容
家電	炊飯器
定格出力	350W
テスト条件	炊飯設定：早炊き 内容量：1.5合

デルタ3プラスのバッテリー残量は99%から使用します。

15分経過した時点ではバッテリー残量は90%。消費電力は340Wです。

約24分で動作も問題なく炊き上がりました。

バッテリー残量は89%なので、99% → 89% ＝ 約10%消費しました。

IH調理器：目玉焼きを焼く

続いて、IH調理器で目玉焼きを作ります。バッテリー残量は89%です。

	使用家電・テスト内容
家電	IH調理器
定格出力	1400W
テスト条件	条件：目玉焼き調理 設定温度：中 (約700W)

設定温度は「4」で調理します。IH調理時の消費電力は約663Wです。

使用時間は約5分間で、特に問題なく動作しました。

バッテリーの消費電力は、89%→83%なので約6%消費しました。

電気ケトル：お湯を沸かして味噌汁を作る

次はケトルで約500mlの真水を入れてお湯を沸かします。バッテリー残量は83%です。

	使用家電・テスト内容
家電	ケトル
定格出力	1250W
テスト条件	条件：沸騰するまで(100℃) 開始前の水温：21℃

ケトル使用時の消費電力は約1216W前後でした。

約3分ほどでお湯が沸きました。動作も問題なしです。

バッテリーの消費電力は、83%→75%なので8%消費しました。

朝食完成

朝食(一食分の調理)で使用した電力は245Whでした。

ドライヤーの消費電力テスト

バッテリー残量は7割以上と、まだまだあります。続いて、ドライヤーでの消費電力をテストしました。

稼働時間は、一般的に使用する5分間で検証してみます。バッテリー残量は75%です。

	使用家電・テスト内容
家電	ドライヤー
定格出力	1200W
テスト条件	運転状態：High(最大) 使用時間：5分間

ドライヤーは最大出力のHighを使用しているので、デルタ3プラス上の出力値は1200Wです。

約5分間使用しましたが、通常の動作も変わらず問題なしです。

バッテリーの消費電力は、75%→63%なので12%消費しました。

大型家電①：洗濯機の動作・消費電力テスト

こちらでは、洗濯機とエアコンの動作と消費電力テストをしました。

テスト内容は通常運転の約30分間で検証。現在のバッテリー残量は63%から引き継いでいます。

使用家電・テスト内容
家電	洗濯機
定格出力	340W
テスト条件	運転状態：通常洗い

洗濯機はモーターが断続的に作動します。その為、出力は約150W〜瞬間出力550W付近を消費していました。

約30分で洗濯が完了。洗濯機も問題なく動きました。

バッテリーの消費電力は、63%→57%なので6%消費しました。

調理家電・ドライヤー・洗濯機と、日常生活において、デルタ3プラスで日中までに使用すると想定した家電を使用してみました。

一連の家電を使用しても、バッテリー残量は57%残ってます。

連続でテストした結果

使用家電	バッテリー使用量	消費電力
炊飯器	約10%	約102Wh
IH調理器	約6%	約61Wh
ケトル	約8%	約82Wh
ドライヤー	約12%	約123Wh
洗濯機	約12%	約123Wh
合計	約48%	約491Wh

大型家電②：エアコンの動作・消費電力テスト

続いて、家庭用エアコンをどのくらい動かせるか、動作・消費電力テストを行います。

テスト内容は、デルタ3プラスをバッテリー100%の状態から、以下のテスト内容を実施します。

使用家電・テスト内容
使用家電	エアコン (100V)
定格出力	870W
テスト条件	運転状態：暖房 室内温度：20度からスタート 設定温度：26度 風量：中 時間：100%から10%まで

今回は、暖房でのテストですが、デルタ3プラスは、冷房でも問題なく使用できました。(定格出力：770W)

エアコンのコンセントコードは、約1mほど本体に収納されています。引っ張れば伸びますが、下までは届かない可能性があります。

デルタ3プラス使用の際は、延長コード(高出力対応)を使用しましょう。

エアコンテスト開始

まずは、暖房26度設定で動作開始します。

約30分経過

暖房モードを約30分経過時、100%→69%になり、約31%消費しました。

約1時間経過

約1時間経過時、バッテリー残量43%になり、約57%消費してます。

テスト結果

バッテリー残量10%になった時点でテスト終了です。約1時間45分使用できました。

使用家電	バッテリー使用量	消費電力
エアコン	100%→10%＝約90%消費	約922Wh

ディスプレイの表示が残り13分なので、0%まで使用した場合、約2時間使える計算です。

尚、エアコンは稼働時間は、室内外の温度や温度・風量設定などによって変動します。

デルタ3プラス実機での充電速度・静音検証

デルタ3プラスは、0%から100%まで最速56分で充電できる仕様です。

実際にどうなのか？皆が気になる充電速度のテストをします。

今回のテストでは、バッテリー残量は10%からスタート。実際の充電時間を検証してみましょう。

また、オルタネーターチャージャー(走行充電器)を使用した、アイドリング時の充電入力値がどのくらいなのかテストします。

AC急速充電の時間計測

自己所有品なら0%から検証しましたが、今回はデモ機なので、10%スタートしています。ご了承ください。

入力1500W設定

AC充電速度は1500Wで設定しました。こちらの設定は専用アプリで行います。

急速充電完了

残り1分の画像です。58分でフル充電が完了しました。

後半になるにつれ、入力値が下がってきます。デモ機の為、過去の使用用途は不明ですが、概ねスペック通りの充電ができました。

オルタネーターチャージャー（走行充電）の充電テスト

エコフローのAlternator Charger ( 走行充電器 )を、実際に軽自動車へ取付けて、ざっくりではありますが「入力値」「充電速度」を検証しました。

オルタネーターチャージャーは最大800Wで充電可能な優れものです。こちらもお借りしたデモ機の為、今回はアイドリング時のみでの検証となります。

アイドリング時の電力の入力値を検証した結果、約550Wで入力できました。

なので、50%から100%までの充電速度は、アイドリング状態で約1.2時間でフル充電が完了します。

軽自動車の場合、電力(A)の数値上により、少々入力値は下がります。また、普通車の場合なら、車種によりアイドリング時の出力は軽より高いと言えます。

ですが、アイドリング時でもシガーソケットの2倍以上、走行中なら、400Wソーラーパネル以上の電力が充電が期待できます。

また、オルタネーターチャージャーの価格帯は、1枚分の400Wソーラーパネルより安く、充電性能・価格共にコスパが良いでしょう。

Alternator Charger・400Wソーラーパネル比較

製品名	定格出力	充電時間	通常価格(税込)	公式サイト
Alternator Charger	800W	約1.3時間*	88,000	製品詳細
400Wソーラーパネル	400W	約2.6時間*	126,500	製品詳細

製品名	定格出力	充電時間	通常価格 (税込)	公式 サイト
Alternator Charger	800W	約1.3時間*	88,000	製品詳細
400W ソーラーパネル	400W	約2.6時間*	126,500	製品詳細

*入力値は車両・天候(ソーラーパネル)により異なります。

デルタ３プラスとオルタネーターチャージャーとの充電性能など知りたい方は、以下の記事で実機レビューしてます。併せてご覧ください。

充電時の静音性能・騒音レベルテスト

デルタ3プラスの静音性能は、30dB以下なので非常に静かな仕様なので、実際どうなのかテストしました。

実際に騒音計にて、充電時の騒音テストしたところ、周りの音を拾ってしまい、残念ながら30dB以下の数値を測定できませんでした…ですが、とても静かです。

なので、ファン動作時、本体に直接耳を当てて聴いてみた感想となります。聴力検査の「キィー」みたいな音がなんとなく聞こえる程度で、ほぼ無音であるのがわかりました。

デルタ3プラス・デルタ3と他社製品との比較

デルタ3プラスを含む、各製品スペックの違いをまとめました。デルタ3に関しては、デルタ3プラスとほぼ同性能ですので、ジャクリ 1000Newとの比較メインで解説します。

同容量モデル（DELTA 3）＋他社製品とのスペック比較

製品名	デルタ3プラス	1000 New	デルタ3
製品画像
バッテリー容量	1024Wh	1070Wh	1024Wh
定格出力	1500W
X-Boost	2000W	–	2000W
電池タイプ	リン酸鉄 リチウムイオン電池	リン酸鉄 リチウムイオン電池	リン酸鉄 リチウムイオン電池
サイクル回数	4000回
充電時間 (AC充電)	約56分 (フル充電)	1.7時間 (通常充電)	約56分 (フル充電)
緊急充電	–	約60分	–
ソーラー充電	約70分 (1000W)	約3時間 (400W)	約2.6時間 (400W)
AC コンセント数	6口	3口	6口
USBポート数	USB-A×2(36W) USB-C×2(140W)	USB-A×1(18W) USB-C×1(30W) USB-C×1(100W)	USB-A×2(18W) USB-C×2(100W)
EPS/UPS (緊急電源供給)	UPS 10ms (サージ保護/NAS)	UPS 20ms	UPS 10ms
騒音レベル	30dB以下
拡張性能	あり 5kWhまで	なし	あり 5kWhまで
サイズ	約398 x 200 x 284 mm	約327×224×247mm	約398 x 200 x 284 mm
重量	約12.5kg	約10.8kg	約12.5kg
保証期間	3年＋2年保証
参考価格(税込)	149,600円	139,800円	139,700円
公式サイト	製品詳細	製品詳細	製品詳細

製品名	デルタ3プラス	1000 New	デルタ3
製品画像
バッテリー容量	1024Wh	1070Wh	1024Wh
定格出力	1500W
X-Boost	2000W	–	2000W
電池タイプ	リン酸鉄 リチウムイオン電池	リン酸鉄 リチウムイオン電池	リン酸鉄 リチウムイオン電池
サイクル回数	4000回
充電時間 (AC充電)	約56分 (フル充電)	1.7時間 (通常充電)	約56分 (フル充電)
緊急充電	–	約60分	–
ソーラー充電	約70分 (1000W)	約3時間 (400W)	約2.6時間 (400W)
AC コンセント数	6口	3口	6口
USBポート数	USB-A×2(36W) USB-C×2(140W)	USB-A×1(18W) USB-C×1(30W) USB-C×1(100W)	USB-A×2(18W) USB-C×2(100W)
EPS/UPS (緊急電源供給)	UPS 10ms (サージ保護/NAS)	UPS 20ms	UPS 10ms
騒音レベル	30dB以下
拡張性能	あり 5kWhまで	なし	あり 5kWhまで
サイズ	約398 x 200 x 284 mm	約327×224×247mm	約398 x 200 x 284 mm
重量	約12.5kg	約10.8kg	約12.5kg
保証期間	3年＋2年保証
参考価格(税込)	149,600円	139,800円	139,700円
公式サイト	製品詳細	製品詳細	製品詳細

 各製品スペックの違い

	デルタ3プラス	1000 New	デルタ3
バッテリー容量	1024Wh	1070Wh	1024Wh
X-Boost	2000W	なし	2000W
AC充電	約56分	約60分	約56分
ソーラー充電	約70分 (1000W)	約3時間 (400W)	約2.6時間 (400W)
UPS	10ms	20ms	10ms
拡張性能	5kWhまで	なし	5kWhまで
サイズ	約882mm	約798mm	約882mm
重量	約12.5kg	約10.8kg	約12.5kg

バッテリー容量・拡張性差

バッテリー容量の差は、1000 Newが46Wh若干大きく、使用時間にやや余裕があります。ただし、デルタ3プラスは5kWhまで拡張できるので容量差では圧倒的有利です。

X-Boost機能の差

定格出力はそれぞれ1500Wありますが、デルタ3プラスには2000W使えるX-Boost機能が搭載されています。

大半の家電は1500Wでほぼ対応できますが、いざという時に高出力家電が使えるのは嬉しい点です。

AC・ソーラー充電速度の差

デルタ3プラスは約56分でフル充電が可能な超急速充電に対応し、1000 Newの約1.7時間に比べ大幅に時間を短縮できます。

ソーラー充電ではデルタ3プラスが最大1000Wと優勢です。1000 Newは最大400Wに対応しており、充電時間は約2時間以上の差があります。

UPS・サイズ・重量の差

その他、デルタ3プラスはUPSが10msと最も停電時の切り替え速度が早いです。

また、サイズや重量は1000 Newがコンパクト&軽量なので持ち運びには優れていますが、トータル性能で比較した場合、デルタ3プラスが優勢と言えるでしょう。

出力ポート数の比較

	デルタ3プラス	1000 New	デルタ3
ACポート	6口	3口	6口
USB-A	2口 (36W)	1口 (18W)	2口 (18W)
USB-C	2口 (140W)	1口 (30W)	2口 (100W)
	–	1口(100W)	–
シガー ソケット	1口 (126W)	1口 (120W)	1口 (126W)
DC5521	2口	なし	2口
合計	13口	7口	13口

デルタ3プラスは合計13ポートを搭載し、多様な家電やデバイスに対応可能です。一方、1000 Newは7ポートと少なめで、使用用途が限られます。

特に USB-C はデルタ3プラスが2口（140W）に対応し、急速充電が必要なデバイスに最適です。複数のデバイスへの同時利用なら、デルタ3プラスが非常に優れています。

デルタ3プラスとデルタ3との比較を詳しく知りたい方は、以下で解説してますので併せてご覧ください。

デルタ3プラス｜メリットとデメリット

デルタ3プラスを実際に手にとってみて、感じたメリット・デメリットを述べていきます。

あくまでも、自身が感じた個人的な感想をお伝えさせていただきます。参考程度に見てください。

デルタ3プラスのメリット

まずは、メリットから。

実際にデルタ3プラスを、日常生活を想定して使ってみましたが、1024Whがあれば1日生活するには十分な電力量でした。また、充電速度も約56分でフル充電できると、繰り返し使えるのでありがたいですね。

万が一、1024Whの容量で足りない場合でも、5kWhまで拡張できるのは、他社にはない大きなポイントでしょう。

次に、ACコンセントやUSBポートが全て前面に配置されている点は、とてもアクセスしやすいと感じました。旧製品デルタ2の背面ポートから正面ポートになったのは、大正解ではないでしょうか。

最後に、静音性能ですが、充電中にファンの近くで耳に当てた所、ほぼ無音でした。あまりにも静かすぎたので、一番衝撃的だった性能といえます。

デメリット｜実際に手にして感じた点

続いて、デメリットをお伝えさせていただきます。

デルタ3プラスの重量は約12.5kgなので、家庭用の備蓄品としての使用は全く問題ありませんが、屋外等の持ち運びは、少々重めに感じました。

男性なら持ち運びは余裕かもしれませんが、女性が持ち運ぶ際は、2人で運ぶ必要がありそうです。

比較的軽めで、同程度の容量を扱いたい方は、リバー3プラスがおすすめです。軽量＋ワイヤレス拡張バッテリーなので、簡単に分割でき楽に持ち運べます。

 リバー3関連の記事はこちらを参照ください。

もう1つ、ソーラーパネルの入力値が1000W (500W×2)ですが、現時点では、500Wソーラーは販売されていません。

なので、現状ではハブを繋げない限り400W×2枚使用が最大セッティングとなります。

用途別におすすめ！デルタ3プラスと周辺機器の選び方

ポータブル電源は、使用目的や必要な電力量によって異なります。以下に、各使用シーンごとの推奨バッテリー容量とおすすめ製品をまとめました。

こちらは、当サイトで総合的に考慮したおすすめ内容となりますので、あくまで参考程度にしてください。

各製品の必要性評価

	節電・日常	車中泊・キャンプ	防災・停電対策
デルタ3プラス
ソーラパネル
拡張バッテリー
オルタネーターチャージャー

節電目的での日常使用

家庭内での節電を目的とし、夜間の照明や小型家電のバックアップ電源として利用する場合、1000Wh以上の容量が目安となります。

デルタ3プラスなら1024Whの容量があるので、停電時や電力ピーク時にも余裕を持った電力供給が可能です。

また、エネルギー効率を最大化するため、ソーラーパネルを併用すれば再充電が速く、持続的な使用が可能になります。

車中泊やキャンプでの使用

デルタ3プラスなら、車中泊やキャンプでの使用にも最適なポータブル電源です。使い道にもよりますが1500Wの容量あれば快適に過ごせます。

冷蔵庫や調理家電も稼働可能な高出力に加え、短時間で充電が完了するため、長時間のアウトドア活動でも安心して利用できます。

特に、屋外での使用の場合、車の走行中に充電できるオルタネーターチャージャーが一押し周辺機器です。

防災・停電対策としての活用

非常時における家電製品の使用や長期間の電力供給を考慮すると、1000Wh以上の容量が最適です。

デルタ3プラスがあれば、冷蔵庫やテレビなどの家電も一定時間稼働させることができます。

また、停電など長期間続く場合など、ソーラーパネルや拡張バッテリーがあると長時間電力を確保できます。万が一の時に活躍するアイテムといえます。

各製品の必要性評価

デルタ3プラスを用途別に使用した場合、あったら便利な周辺機器をまとめました。

あくまでも目安となりますが、今後の備え等の参考にしてみてください。

	節電・日常	車中泊・キャンプ	防災・停電対策
デルタ3プラス
ソーラパネル
拡張バッテリー
オルタネーターチャージャー

まとめ

今回は、デルタ3プラスのデモ機を、実際に使ってみて感じた内容を解説しました。

実際に手に取って使用してみた感想として、デルタ3プラスは超使える優秀なポータブル電源でした！

ほとんどの日常家電なら、X-Boostなしで普通に使用できます。また、1024Whの容量なら1日分の生活程度なら余裕でできることがわかりました。

一番驚いたのが静音性能でした。

「ほぼ無音です」 過去に使用していたRIVER Max Plusのファン音と比較しても次元が違います。

なので、ぜひデルタ3プラスを手に取って体感してみてください。